2022-2023年の年越しをパリで過ごしました。
その体験に基づいてニューイヤーズカウントダウン・花火や大晦日の夜のパリ市内の様子などをご紹介します。
主に以下のことについてまとめてみたので、12月31日にパリに滞在予定の方は参考にしてください。
- モンマルトルでのカウントダウンの様子
- 市内の交通
- 治安・街の様子
- お店は開いているのか
- パリ大晦日のニューイヤーズカウントダウンイベント・花火
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トランジットを利用してパリで年越し
2022-2023年の大晦日をパリで過ごしました。
といってもパリにホテルをとって滞在したわけではなく、シャルルドゴール空港での飛行機のトランジットが15時間くらいあったのを利用してのことです。
具体的には12月31日の夜にパリ着、元日のお昼に飛行機が出発というスケジュールでした。
せっかくの大晦日ですし空港で15時間じっとしているより街でカウントダウンを楽しみたいと急遽パリでの年越しカウントダウンが決定します。
行き当たりばったりのパリでの大晦日の経験にはなりますが、そこで実際に見て感じた街の様子・大晦日のパリについて知っておくと良いことをご紹介します。
モンマルトルのカウントダウン
空港からパリ北駅(Gare du Nord)へ到着し、そこから徒歩で丘の上にあるサクレクール寺院を目指します。
午後11時半ごろに周辺に到着しましたが、駅にはある程度人がいました。
一方、北駅周辺からケーブルカー駅へ向かう途中は人通りがまばらで、お店もあまり開いておらず寂しい雰囲気です。
しかし、サクレクール寺院に近づくにつれ一気に人が多くなり、年越しらしい雰囲気になります。
寺院に近い飲食店は開いていおり、またドリンクを売る屋台もあるので有難いです。
我々は年越しの瞬間はケーブルカーの脇にある階段で迎えました。
モンマルトルでは特に年越しイベントが開催されているわけではないので、カウントダウンは集まった人混みの中から自然に湧きあがるといった感じです。
パリ市内を一望する丘なので、市内で打ち上げられる花火が見えるのを期待しましたが、こちらはあまり見られませんでした。
遠くの方に花火らしいものが見えるなという程度です。(陣取った位置の問題かもしれません)
カウントダウン後は来た道と反対の方へ進みテルトル広場あたりを散策しました。
こちら側は飲食店が多いこともあってか、人が多く賑わっています。
こういう人におすすめ
モンマルトルでの年越しは、ある程度落ち着いたところでカウントダウンしたい方向きといえます。
というのもイベントが企画されているわけではないので、派手な演出などは一切ないからです。
逆にせっかくの年越しは大いに盛り上がりたいというタイプの方は、凱旋門のイベントに参加する方が楽しいでしょう。
パリ大晦日の交通
大晦日夜のパリの交通は深夜でも地下鉄・バスなどが運行しています。
何より特筆すべきは、大晦日夕方から元日昼頃までは市内のメトロ・バス・トラムなどが無料になるという点です。
我々はこれを知らず、空港から市内までの電車のチケットを買ったのですが、駅へ行くと改札が開いていました。
不思議に思い立ち止まっていると、後から来た地元民と思しき女性が「無料だよ」と教えてくれたのです。
空港からの電車チケット片道€10.30を往復×2人分買ったのに、これは無駄になりました。
市内ではメトロを利用しましたが、深夜すぎでもしばらくは人が多かったです。
注意点は、一部には止まっている区間やクローズされている駅もあることでしょう。
例えば我々は凱旋門に向かうメトロを利用しましたが、最寄り駅は閉まっていました。
- 大晦日の交通機関は終日運行している
- 大晦日の午後5時~元日お昼ごろまで地下鉄・バス・トラムなどは無料
- 元旦の午前2時15分から午前5時半ごろまでは運行する路線・駅に制限がある(メトロ1・2・4・6・9・14号線は深夜もノンストップで運行)
- 凱旋門・シャンゼリゼ通り周辺の駅はカウントダウンイベント前後はクローズする
上記は2022-2023年の大晦日の情報です。
その他の年の情報やどのラインや駅がどの時間帯にクローズするかなどの詳細についてはRATP(パリ交通公団)のサイトで確認できます。
治安・街の様子
我々は地下鉄を利用しながらモンマルトル・エッフェル塔・凱旋門あたりを散策しました。
時間帯的には大晦日の夜11時半~元日午前2時ごろですが、どこも有名モニュメント付近は大勢の人がいます。
逆に、モニュメントから少し離れれば一気に人通りが少なくなりお店も閉まっています。
その点は大晦日とはいえ深夜は深夜なのだということを忘れてはなりません。
パリでの年越しカウントダウンをお考えの方は、早めの時間帯に目的地に到着する・人が集まるところに留まる・できれば男性を含む複数人のグループで行動するように心がけるといいでしょう。
カウントダウン後は人が多いうちに帰路につく方が安全です。
また、年越しに限ったことではありませんが、人が集まるところではではスリに十分注意しましょう。
お店は開いているのか
お店に関しては全部開いているわけではありませんが、人が多く集まるエリアなら空いている飲食店は複数あります。
ただし、体感としては午前2時くらいに閉店するところが多かったです。
この時間帯に休憩のためいくつかのお店に入ろうとしましたが、もうすぐ閉店するからという理由で入店を断られました。
休憩がてらトイレを借りたい場合は、早めに済ませておく方が無難です。
気温・服装
通常冬のパリは気温も低く寒いので、暖かい服装をしていきましょう。
2022-2023年の大晦日に関しては、異常に温かく気温が15℃もありましたがこれは例外中の例外です。
通常だと年末のパリは気温一桁台が当たり前で、氷点下を下回ることもあります。
それに加えてニューイヤーズカウントダウンとなると、深夜の街を長時間歩き回るので十分な防寒対策が必要でしょう。
また、人混みでは傘はさしづらいので雪・雨が降る場合は防水性のある素材の服がおすすめです。
パリの有名なカウントダウン・年越しイベントや花火
パリにはモンマルトル以外にも凱旋門・シャンゼリゼ通り・エッフェル塔など年越しに人気のポットがあります。
それらのスポットの中から、好みに合わせてとっておきのスポットをチョイスしてくださいね。
凱旋門・シャンゼリゼ通り
パリの一番有名なカウントダウンといえば凱旋門・シャンゼリゼ通りでしょう。
毎年12月31日にはシャンゼリゼ通りは歩行者天国になり大勢の人でにぎわいます。
通りにはイルミネーションも点灯して夜でも明るいです。
午後11時半からは凱旋門でプロジェクトマッピングのショーが行わたりと、普段と違うパリが楽しめるのが魅力ですよ。
新年を迎えたら花火も打ち上がります。
花火・プロジェクトマッピングなどをしっかり見たいという場合は、午後10時ごろまでには現地に到着するようにしましょう。
またテロ対策として、歩行者天国の区域に立ち入る際に手荷物検査を受けなければなりません。
スーツケースは持ち込み禁止ということなので注意してください。
人でごった返すことも考慮し、余計なものは持たず身軽な状態で訪れるのがおすすめです。
大晦日には凱旋門の最寄り駅である地下鉄・シャルル・ド・ゴール・エトワール駅(Charles de Gaulle Etoile)は閉鎖されるのでご注意ください。
エッフェル塔
エッフェル塔周辺も大晦日には多くの人が集まる場所で、タワーのライトショーが行われています。
エッフェル塔でも花火が打ち上げらるというイメージを持つ方が多いのですが、実は近年エッフェル塔では花火はあがりません。
それでも毎年エッフェル塔と付近のChamp de Marsという細長い公園あたりには地元民・観光客ともに多くの人が集まってきます。
我々はカウントダウン終了後に少し遅れてエッフェル塔周辺に到着しましたが、食べ物・飲み物を売る屋台が出店していました。
セーヌ川クルーズ
セーヌ川クルーズしながら大晦日を過ごすのも、思い出に残るのでおすすめです。
ディナー・クルーズならば、ドリンクやディナー、音楽の生演奏を楽しみながら年内最後の時間を過ごせます。
年越しの瞬間は船上でパーティーが行われることが多いので、他の参加者らと楽しく新年を迎えられるのもポイント。
クルーズ船の席には限りがあるので、年越しをパリで過ごすことに決まったら、すぐに予約することをおすすめします。
Veltraなどのサイトなら、パリの大晦日ディナークルーズをはじめ、元日にモンサンミッシェルまで行ける日帰りツアーなど、個性的な現地発着ツアーが見つかるのでおすすめです。