イタリアやフランスなどに比べ、ドイツ旅行で食べ物を期待している人はあまり多くないかもしれません。
しかし、実際に旅をした経験から言うとドイツにも美味しいものはたくさんあります。
有名な食べ物・定番・旅行中食べて美味しかったものなど、ドイツを訪れたら食べてもらいたいおすすめの食べ物をまとめてみました。
飲み物・スイーツやお土産におすすめの食品もまとめて紹介するので、ドイツ旅行の参考にしてくださいね。
おすすめの食べ物
ドイツは食肉加工品や肉料理がとても美味しかったです。
レストランで食べたい料理から気軽に食べられるストリートフード・スーパーで買える食品までチョイスしてみました。
ソーセージ・ハム
今更いうまでもないくらい有名なドイツ名物。
有名なだけあってクオリティが高く、また種類が豊富です。
レストランなどでも食べられますが、マーケットの屋台などで売られているホットドックでも十分満足できました。
様々なソーセージが並べられている中から、指差しで美味しそうなものを選んで挑戦するのも楽しいですよ。
色々試した中で特に気に入ったのはWeißwurstヴァイスブルストと呼ばれる白いソーセージです。
ハーブが程よく効いている点がポイントかと思います。
他にはソーセージをカレーと一緒に頂くCurrywurstカリー・ブルストも色んな店に置いてある人気メニューです。
また、ハムならパプリカの入ったPaprika Lyonerパプリカリヨナー(日本人的にはハムですが、ドイツ的な分類でいうとソーセージらしいです)やBierschinkenビアシンケンが絶品でした。
パン
ヨーロッパでは基本的にどこでもパンが美味しいですが、その中でもドイツのパンは味わい深くて美味しいです。
ドイツのパンと聞くと黒くて酸っぱいイメージがありますが、そうでないものもたくさんありました。
中でもぜひ試していただきたいのはBREZEL(プレッツェル)でしよう。
表面は香ばしく中身はしっとりしている上、程よい塩味が効いていてクセになります。
また、かぼちゃの種のついたパン(KÜRBISKERNBRÖTCHENという名前のようです)も気に入って、ベーカリーに行くたびに買っていました。
ちなみにドイツでは日曜や祝日はほとんどの店が閉まっていましたが、ベーカリーだけは営業しているところが多かったです。
それくらいドイツ人の生活にパンが欠かせないということなのでしょうね。
シュニッツェル SCHNITZEL
シュニツェルも日本人の口に合うドイツ料理といえるでしょう。
今回はミュンヘンのAndy’s KRABLERGARTENというレストランで食べたのですが、シュニツェルだけでも豊富な種類がラインナップされています。
私はウエイターさんがおすすめしてくれたスパイシーなものを、相方はホースラディッシュでマリネしてあるものをチョイス。
肉自体がマリネしてあり、日本のとんかつとは一味違います。
せっかくドイツでシュニツェルを食べるなら、色んな種類を提供しているレストランで変わった味にトライするのがおすすめです。
シュヴァイネブラーテン SCHWEINEBRATEN
豚肉のローストで、ソースと一緒にいただきます。
肉がとても柔らかく調理されていて食べやすかったです。
お店にもよると思いますが、ソースも優しい味わいで日本人の口に合うと思います。
グーラシュ GULASCH
ハンガリー発祥の料理ですがドイツでもポピュラーのようで、色んなレストランに置いてありました。
見た目はカレーのようですが、食べてみると酸味があり爽やかな味わいです。
おすすめの飲み物
ドイツで美味しかった飲み物をまとめてみました。
ビール
ドイツの飲み物と言えばやはりビールですよね。
これはステレオタイプでもなんでもなく、本当によく飲まれている印象です。
味もいいですし、太っ腹な量が出てくるので満足度大です。
地域ごとに自慢の銘柄があるので、お店おすすめのものを頂きましょう。
あまりお酒に強くないという方なら、ビールのレモン割Radlerを試してください。
爽やかで飲みやすく、特に夏にはもってこいです。
コーヒー
意外なくらい美味しかったのがコーヒーでした。
実は国内での消費量ではビールよりコーヒーの方が上なのだとか。
イタリア人の相方は、飲む前は「ドイツのコーヒーなんて」と少し味について懐疑的だったようですが、飲んでみると美味しくて気に入ったようです。
全体的にまろやかで優しい味わいが特徴と感じました。
驚いたのは非常にあつあつの状態で提供されるということ。
受け取ってしばらく冷まさないと火傷しそうなくらいあつあつでした。
街中にもマーケットにもカフェやコーヒーを売るスタンドがあるので、ぜひ試してみてください。
グリューワイン
冬にドイツを訪れるなら飲んで欲しいドイツ発祥のドリンクです。
温かいワインにスパイスやシロップが入っています。
以前クリスマスマーケットで飲んだことがありますが、かなり体が温まりました。
最近日本でも見かけるようになりましたが、ドイツを訪れたらぜひ本場の味を体験してみてくださいね。
おすすめのスイーツ
旅の途中は休憩がてらカフェでスイーツも欲しくなりますよね。
そこでドイツで食べたスイーツもご紹介します。
ここで紹介したもの以外にもケーキ屋さんへ行くと沢山の種類のお菓子がならんでいるので、美味しそうなものを指さしで頼むのもおすすめです。
シュトレウセルクーヘン STREUSELKUCHEN
ケーキの上にサクサクしたトッピングが乗っているお菓子です。
柔らかいフィリングとトッピングのサクサク感の対比が楽しめます。
アプフェルシュトゥルーデル APFELSTRUDEL
ドイツのケーキの中でも最もメジャーなケーキの1つでしょう。
リンゴの比率が高いので、クリームなどをたっぷり使ったケーキが苦手な方でも食べやすいと思います。
お土産におすすめの食品
ドイツの食べ物の中でもお土産にしやすそうなものをチョイスしてみました。
マスタード
ドイツといえばソーセージ、ソーセージといえばマスタードということでマスタードはドイツ土産としておすすめです。
特におすすめなのは甘口のマスタード。
甘いマスタードとは不思議な響きですが、意外と食べやすくてソーセージや肉調理に合うのです。
お茶・ハーブティー
あまりイメージはないかもしれませんが、ドイツではお茶やハーブティーも人気です。
スーパーの売り場には、実に様々な種類のお茶・フレーバーティー・ハーブティーが並んでいます。
スタンダードなお茶もいいですが、せっかくなのでここでしか見かけないようなハーブブレンドなどがお土産向きでしょう。
メーカでいうと、TEEKANNE・MESSMER・MILFORDなどがドイツの会社です。
クノールの粉末スープ・ソースなど
日本でもお馴染みのクノールはドイツ発祥です。
スーパーに行けばクノールの粉末スープやソースがたくさん売られています。
日本で見かけないような料理が簡単につくれるので、ドイツで食べて気に入ったものなどをチョイスしてはいかがでしょうか。
粉末なので軽く・嵩張らないのも有難いポイントです。
グミ
ドイツHARIBOのグミはとても有名です。
カラフルな見た目ですが、実は合成着色料や人口の添加物などは不使用なのだとか。
最近日本ではグミがブームということなので、色んな種類のグミをお土産にしたら喜ばれるでしょう。
日本への食品の持ち込みについて
ドイツ土産に本場のハムやソーセージを買って帰りたい方は多いですよね。
しかし、海外の肉製品・動物由来の製品は日本への持ち込みが禁止されています。
ハム・ソーセージ以外にも、ジャーキー・チーズなども持ち込み禁止品に含まれるので十分注意しましょう。
これを破ると高額な罰金が科せられたり、場合によっては逮捕ということもあり得ます。
ドイツの美味しいハム・ソーセージ・チーズは現地で存分に味わって、日本には持ち帰らないように気をつけましょう。
詳しく知りたい方は農林水産省のサイトを参照してください。