パリ・シャルルドゴール空港で空港泊|長時間トランジットどうする?

パリのシャルルドゴール空港は、大きな空港なので乗り継ぎで利用する場合も多いでしょう。
時にはトランジットが非常に長いこともあります。
2023年にイタリアからシャルルドゴール空港経由で日本へ一時帰国した際に、15時間ほど乗り継ぎ時間がありました。
その際に一旦パリ市街へ出て、その後空港へ帰り空港泊をした体験をまとめています。
主に以下のようなポイントについて記載したので、今後パリの空港で長時間の乗り換えを経験する方の参考になれば幸いです。

  • 空港泊・施設内の様子
  • 知っておくべきポイント
  • ターミナル内の宿泊施設

ターミナル2Eで空港泊

パリのシャルルドゴール空港の2Eは主にシェンゲン協定外の国へのフライト、スカイチームメンバーのフライトが出発します。
エールフランス航空やJALを利用する場合には2Eから出発することが多いでしょう。
我々は今回エールフランスで関空へ出発だったのでこの2Eから搭乗でした。
まず、イタリアを出発しパリに到着したのが22:00pmごろ、その後大晦日ということもありニューイヤーズカウントダウンをしにパリ市街へ出てました。
その後空港へ戻ったのは翌日の04:00amすぎごろです。
それでもまだフライトまでには9時間ほど時間があったので空港(セキュリティ通過後の搭乗ゲート付近)で仮眠をとりました。
完全に一夜を空港で明かしたわけではありませんが、少しでも参考になればとその時の様子をシェアします。

ちなみに、大晦日のパリでのニューイヤーズカウントダウンに興味がある方は別記事に詳しく記載しています。

ターミナル2E搭乗ゲートエリアの様子

大晦日04:00amごろのターミナル2E搭乗ゲートエリアの様子をご紹介します。

人の多さ・雰囲気

セキュリティを抜けたゲートエリアの中は寝ている人・空港で一夜を明かす人が多くいました
世界各国からきた普通の観光客といった感じで、特に恐い雰囲気ではありません。
とはいえ油断は禁物です、寝る際には盗難・スリに十分気をつけましょう。

イス


ターミナル内で寝やすい場所を求めて歩きまわりましたが、イスは大部分が座席ごとにひじ掛けがついたタイプです。
そのためソファーのように足を延ばして寝ることはできません
中には床に寝ころんでいる人もいました。
体が小さな私はそれでもなんとか仮眠できましたが、身長も高く体の大きい相方は全然眠れなかったといい翌日が辛そうでした。
トランジット後、エコノミークラスで日本までの長距離フライトが待っていることを考えるとかなり可愛そうです。
乗り換えが15時間もあり、市街に繰り出す予定もなければ空港内の宿泊施設や周辺のホテルを利用してゆっくり体をやすめたほうが賢明かもしれません。

寝やすそうなエリア

ターミナル2EのL35搭乗口付近には、長時間のトランジットに良さそうなスペースがありました。
巨大な寝ている猫のオブジェ鎮座しているので見逃すことはないでしょう。
猫の周辺には、足を延ばしてくつろげるソファーイスがあり快適そうです。
しかし、もちろん他の利用客も考えることは同じで、早めにキープしない限りイスは満席で使えません。
他に海外のサイトで見かけた噂では、2EだとゲートLにオレンジのソファーがある・Yotel近くのスペースは静かでオススメとあります。
CDGで長時間のトランジットがある方で、できるだけゆっくり休みたい方はまずはこれらのスポットを目指してみてはいかがでしょうか。

ターミナル2EのL35ゲート付近の寝やすそうなエリアの写真

照明・騒音

電気は点灯してあり、真っ暗にはなりません
音に関しては、気になるほどうるさいことはありませんでした。
しかし、これはもちろん周囲にいる他の利用客のマナー次第で大きく変化します。
例えば以前関空で空港泊した時は、途中から近くに来たカップルが深夜でも平気で音を出して動画を視聴したりおしゃべりしていたのでうるさかったです。
音に関しては、本来寝るための施設でないところで寝ていることを考えると我慢するしかないでしょう。

空調・温度

空調は夜でも最低限にはついていたと思われますが、ひんやりとしていました
特に、寝ていると起きて動いている時よりも寒く感じますよね。
手荷物として温かい服やブランケットなどを携帯していると役立つでしょう。
旅に寝袋を持っていく予定の方は、寝袋を手荷物にすると便利がもしれません。

店は開いているか

04:00am頃は営業しているお店はありませんでした。
一夜を明かす場合には水や夜食は早めに確保しておきましょう。
カフェなどは06:00amごろからぼちぼちオープンしはじめます。

シャルルドゴール空港泊知っておくべきポイント

長時間トランジット・早朝フライトなどやむを得ない事情でシャルルドゴール空港で一夜を明かすことになった場合に注意したいポイントを説明します。

セキュリティを抜けた後のエリアで休もう

保安検査場の外は搭乗券を持っていない人でも自由に入れるスペースです。
そのためホームレスが眠っていることも多いといいます。
危険を回避するためにも、セキュリティを抜けた後のチケットを持った人だけが立ち入れるエリアに滞在しましょう。

夜は保安検査場が閉まる

シャルルドゴール空港は24時間開いていますが、保安検査場は11:00pm~00:30am頃(ターミナルにより異なる)に閉まります
そのため、空港外に出たあと再び空港へ戻って空港泊をとお考えの方は保安検査場が閉まる前に空港へ戻るようにしましょう。
参考までにシャルルドゴール空港公式サイトにある各ターミナルの閉鎖時間は以下のようになります。
念のため、空港を出る前に職員に確認すると安心です。

ターミナルクローズ時刻オープン時刻
ターミナル100:00am04:00am
ターミナル2A00:30am03:30am
ターミナル2B00:30am03:30am
ターミナル2C23:00am04:00am
ターミナル2D23:30am04:30am
ターミナル2E00:00am04:00am
ターミナル2F00:00am04:00am
ターミナル2G23:30am05:00am
ターミナル323:30am04:30am
2023年9月現在

基本的にエールフランス・JALはターミナル2E、ANAはターミナル1からの出発になります。

シャワーはあるか

熱いシャワーを浴びるだけでフライトの疲れがとれることもありますよね。
シャルルドゴール空港のターミナル2E・ゲートLにあるYOTELAIRという施設ではシャワーキャビンを借りることができます。
料金はタオルとシャワージェル付きで1人€20/2人€30で30分まで利用可能です。

トランジッドに便利な空港内の宿泊施設

次のフライトに備えてゆっくり休みたい・女性一人旅なので公共のエリアで寝るのは不安という場合はターミナル内に宿泊施設もあります。
YOTELAIRといい、ターミナル2EのゲートLに位置する施設です。
24時間チェックインでき4時間~利用できます。
料金は2人利用の場合4時間で€82~。
予約も受け付けているので検討してみてもいいかもしれません。

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