イタリアでリコール|使用している品物がRichiamo対象になったら

先日、自宅で愛用中のボディーソープがリコール対象であることを知りました。
そこで日本でも未経験ですが、メーカーのアナウンスを参考に人生初のリコールRichiamoをすることになったのです。
今後イタリアで同様の経験をする人の参考になればと思い体験談をシェアいたします。

リコール情報を発見

愛用している商品がリコール対象であることは、SNS上で偶然知りました
私とおなじようにイタリアに暮らす日本人のアカウントで、「リコールされているものがありますよ」という投稿を目にしたのです。
投稿でシェアされたニュースに目をやると、我が家で使っているFelce Azzurraのボディーソープの写真があります。
使用中のボトルとストックとして置いていたボトルを確認すると、使用中のものが該当していると判明したのです。
今回はSNSで情報を拡散してくださった方のおかげで情報を得ることができましたが、それ以外には以下のような場所・手段で情報が見つかることもあるでしょう。

  • テレビ・ラジオ・新聞など大手メディア
  • ニュースサイト(TODAYというサイトの情報がシェアされていました)
  • スーパーなど小売店の店舗内(掲示板・サービスカウンターなど)
  • メーカーのサイト

海外に暮らしていると、外国人である自分がいかに情報弱者かを思い知らされることがあります。
特にうちはテレビを見ないので最新情報には疎いほうです。
そういう外国人にとってSNSや口コミはとても有益な情報源だと痛感しました。

バーコード・LOTを確認

手元の製品がリコール対象かどうかは、商品名だけでなくバーコード・LOTを確認して判断します。
我が家はFelce AzzurraというブランドのBagnodoccia Sali Marini 650mlを愛用しているので、家にあった2本のボトルをどちらも確認してみました。
まずバーコードを確認し、次に現物のLOTを見たところ、1本は該当し、もう1本は非該当と判明したのです。

メーカの発表する商品目・バーコード・LOT
引用:Felce Azzurra公式サイトより

上はニュースサイト・ブランドの公式サイトで発表されている詳しい回収品情報です。

LOTを確認する

ボトル裏の下部にLOTが印字されています。
公表されている情報と照合したところ、LOTが違うのでこちらのボトルは大丈夫そうです。

回収方法

バーコード・LOTなどを確認し該当品とわかればアナウンスに従って回収を行います。
今回は「購入した店舗に持ち込んでください」とあったので、ボディソープを買った近所のスーパーへ持参しました。
スーパーではサービスカウンターへ行き、ネットで見つけたリコール情報を見せながら「リコールしてますか?」と尋ねてみます。
すると「してます」との返事があり、店のスタッフが色々と確認しながら手続きをしてくれました。
多少使用済みのボトルでしたが、そこは大丈夫なようです。
その後現物と引き換えに代金を返金してもらい、手続き完了でした。
いつ買ったのかも覚えていませんでしたが、レシートなどを求められることなく手続きできたので良かったです。
もしレシートなどが残っていれば念のため持参するといいかもしれません。

必要があればフリーダイヤルに電話を

メーカーに相談があれば、フリーダイヤルも準備されています。
我々は同ボディーソープを使用していて、これまでのところ何もトラブルは起こっていません。
また、品物も回収され代金も戻ってきたので一応一件落着です。
しかし、もし今後トラブルが生じたらメーカーが用意しているフリーダイヤル(numero verde)に連絡するようにと言われました。
こういった情報もメーカーのアナウンスやスーパーのサービスカウンターに掲示してあります。

まとめ

海外で人生初のリコールを経験しましたが、手続きは非常に簡単でした。
外国で言葉や習慣に慣れていないと、日本で当たり前にできることでも行動に移すのをためらう人は少なくないでしょう。
しかし、しっかり情報を確認し現物を持参すれば、あとは最低限のコミュニケーションでどうにかなります。
手間はかかりますが、せっかくお金を払って買ったものを捨てるよりは回収してもらってみてはいかがでしょうか。

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